人生100年時代によって働き方が大きく変わろうとしています。
目まぐるしく時代が変化していくなかで、古い企業は淘汰されていきます。
長寿化により平均寿命が100歳になると言われている昨今、老後まで安心して暮らしていくためには定年まで安定して働き続ける必要がありますが、大企業でも倒産する時代となっている今、安定とは何か再定義しなければなりません。
結論、安定して働き続けるためには時代に合わせて転職をしていく必要があります。
今回は、そうした先行き不安定な環境でも安定して転職していけるようになるには何をすればいいのか、解説していきます。
人生100年時代の理想の働き方
転職していく際に必要なスキル
自分の市場価値を把握する方法
時代がどれだけ変化しても、常に最新の転職情報を得れる方法
人生100年時代を生きていくには、常に転職に備えた行動をしておく。
人生100年時代とは、『LIFE SHIFT』の著者であるリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが提唱した言葉です。
『LIFE SHIFT』では我々現代の人の長寿化が進んでいくことを見越して、100年間生きていくことを想定した人生設計の必要性を説いています。
今までの理想の人生設計としては、大学を卒業後に大手の有名企業に就職し、定年まで勤めて定年後は退職金と年金で老後の生活を賄うというものでした。
しかし、終身雇用や年功序列の瓦解によって、一つの会社に一生勤め続けるということが難しくなってきたこともあり、これからは適切なジョブチェンジを繰り返して、必要とあれば定年後も働くというような人生設計になっていくでしょう。
なので、厳しいようですが、この先いつでも転職できる準備をしておかないと、いざという時に動くことができず、気づけば路頭に迷うことになるでしょう。
とはいえ転職の準備と言われても何をしたら良いか分からないと思いますので、今回は3つに分けて解説していきます。
1.スキルセットを身に付けておく
スキルセットとは、職種に対して必要なスキルをまとめたことを言います。
スキルセットとは何か、ある専門職で働いているAさんを例にして簡単に説明します。
専門的な技術、知識、経験は誰よりもあるはずなのに、コミュニケーション力、マネジメント力、論理的思考力とかが備わってないから活かすことができない・・・
スキルセットが身に付いてない典型的な例ですね。
専門的なスキルを活かすことのできる社会人スキルも備わっていることでスキルセットがあると言えます。
Aさんのように専門的なスキルだけ持っていたとしても、使うことができなければ宝の持ち腐れと見なされ、採用面接では評価されません。
何よりも、長寿化により働く期間が長くなるわけなので、その分働く環境もどんどん変化していき、そうした専門的なスキルも業種が変われば不要になる可能性もあります。
しかし働く環境が変化しても、コミュニケーション力、マネジメント力、論理的思考力などの社会人として求められる本質的な能力は変わらず必要になってくるでしょう。
ここで重要なのは、自分が持つスキルには何が足りて何が足りないのかを自覚し、目的意識を持ってそれを磨き上げていくことです。
社会人として求められる本質的なスキルについては以下で詳しく解説しています。
2.転職市場の動向を常にチェックしておく
転職エージェントは転職を考えていなくても登録しておくべきです。
何故なら、転職市場の動向を伺えるからです。
定期的にエージェントから話を聞くことによって、常に最新の情報を耳に入れることができます。
人生100年時代でも変わらずキャリアアップしていくには、スキルや能力だけではなく転職するタイミングも重要になってきます。
ですので、スキルや能力を磨くだけでなく、転職市場の動向もチェックしておき、いつでも万全な体制で転職活動に移れるように準備しておきましょう。
まだ当分は転職をしない予定だとしても、今から複数の転職エージェントに登録しておくことをオススメします。
3.自分の市場価値を把握しておく
自分の市場価値を把握するのに適しているのが「ミイダス」です。
ミイダスは人材紹介会社からの紹介などはなく、直接企業からオファーが届きます。
オファーが来た時点で面接確約となっているので、エントリーシートを出すなどの煩わしい工程を踏まなくて済みます。
このミイダスをオススメする理由は自分の市場価値を把握できる点にあります。
・何故か自分の希望していない職種からもオファーが来る
・専門的なスキルが必須なのに未経験者歓迎を謳っていた
・同じ会社からまったく同じ内容のオファーが複数来ることがある
以上のことから誰彼構わずオファーを出しているように感じたので、個人的にあまりオファーが来ても鵜呑みにしない方が良い印象を受けました。
・転職活動をしていなくてもある程度狙い目の企業が絞れている
・登録しておくだけで自分はどんな企業に求められているのか把握することができる
このように自分のスキルが転職市場でどのように評価されるのかを確認することができるので、企業選定のメインとして使うのではなく、サブとして定期的に自分自身のキャリアの棚卸をする際に活用すると良いでしょう。
また、ミイダス登録後には「コンピテンシ―診断」と「パーソナリティ診断」がネット上で簡単に行えます。
コンピテンシ―診断で分かることは大きく分けて5つ。
①自分に足りない能力要素が分かる
②どういうタイプの上司と相性が良いか分かる
③ストレスに感じやすい活動・条件・環境が分かる
④自分にどれくらいマネジメント資質があるか分かる
⑤自分にとって適正が高い職種と適性が低い職種が分かる
パーソナリティ診断で分かることは大きく分けて2つ。
①生まれ持った個性
②今のコンディション
①生まれ持った個性は、自分が生まれつきどういう個性を持っているか分かります。
自分本来の性格を知るのにも役立ちますね。
②今のコンディションは、自分が今どういう心の状態にあるか客観的に知ることができます。
これらのサービスを受けるには以下の手順に沿ってミイダスに登録する必要があります。
MIIDAS(ミイダス)
上記URLから、画像にある現在の市場価値を調べる(無料ユーザー登録)というところをクリックしていくつか質問に答えます。簡単な質問ですのでおおよそ5分程で終わります。
その後、以下の画像にあるミイダスに登録をクリックして登録します。(こちらも無料)
以上で完了です。
まとめ:これからは常に転職を意識した情報収集が必要不可欠
これからの人生100年時代において、自ら進んで転職へのムーブを高めておく必要性があることを解説しました。
スキルを身に付け、磨いていく意識を持って働く。その中でも専門的なスキルだけでなく、コミュニケーション力などの社会人として求められる本質的な能力にも注視しましょう。
そして、まだ転職を考えていなくても、複数の転職エージェントに登録しておいて、定期的にエージェントと面談したりと、常に転職市場の動向をチェックしておきましょう。
また、自身の転職市場価値を把握することも重要です。今すぐミイダスに登録して今の自分の市場価値はどれくらいあるのか確認してみましょう。