仕事が早めに片付いたときは定時で帰りたいのに、上司や先輩がまだ仕事してるから帰りづらくていつもトイレに籠ったりして時間を潰してます。
正直、時間の無駄なのでこんな状況をどうにかしたいです。
今回はこういったお悩みを解決していきます。
結論、上司や先輩がどうあれ、自分の1日の仕事に納得できているかいないかで帰りやすさは変わります。
納得できていない場合は、「今日も大した仕事をしてないのに先に帰ってすみません」という申し訳ない気持ちを押し殺さない限りは定時で帰ることは難しいでしょう。
しかし、この記事を読めば明日から定時で帰れるようになります。
残業で帰りづらい空気でも気にせず帰れる方法
入社して間もない頃は仕事量も多くなく、定時までには仕事が終わることがほとんどだと思います。
当然やることもないので定時と同時に帰ろうとします。
しかし、定時を過ぎても今からが本番だと言わんばかりに残業を始める上司や先輩がいると一気に帰りづらくなってしまいます。
定時で帰ったばかりに上司や先輩の目の敵にされるのだけは避けたいので、誰かが帰るまで会社に居続けないといけないような気がしてしまいます。
定時を過ぎても忙しそうに仕事をする上司や先輩に向かって「お先に失礼します。」と言った瞬間のあの嫉妬や怒り、呆れが入り混じったような表情を見る度に嫌気が差しました。
仲の良かった同期はそんなこと気にも留めずに定時と同時に颯爽と帰っていくのですが、些細な事でも気にしがちな僕にとっては毎日が苦行でした。
そもそも何故帰れる時間になったのに帰りづらいというような状況になってしまうのでしょうか。
まずはその要因から探っていきましょう。
定時になっても帰りづらくなる要因
これに関してはこの人の性格が悪いだけなので気にする必要はありません。
と言いたいところですが、なんだかんだこういう人が1番質が悪いです。
この人が職場の中心人物だと厄介で、周りの人間もこの人が残業しているから残業しているという「付き合い残業」をしている可能性があります。
そうなると職場全体が残業ムーブになってしまい、一気に帰りづらい雰囲気ができてしまいます。
そのような状況で定時キッチリに帰ってしまうと、自分も帰れるのに我慢して残ってるんだぞという周囲からの嫉妬も受けてしまうので、定時で帰りづらい状況になってしまうわけです。
この価値観が蔓延している職場は厄介です。
定時退社=仕事を頑張ってないと見なすので、「あいつはヤル気がない適当なやつだな。自分はこんな遅くまで残って頑張ってるのに信じられない。」と平気で思っています。
これも、職場全体の価値観がズレているだけなので気にする必要はないですが、その職場に居る以上、無理にでも価値観を合わせていかないと適当に仕事をしているという評価を受けてしまうので、定時で帰りづらい状況になってしまうわけです。
日本人は「同調性」や「集団行動」を強く意識する部分があるので、周りが遅くまで残って仕事をしているのに、1人だけ先に帰ろうとするとどうしても悪目立ちしてしまいます。
声の大きい方の意見が通ってしまうので、定時で帰る人よりも残業で遅くまで残る人が多いと、必然的に残業ムーブになってしまいます。
そのような中で残業せずに先に帰ってしまうと、空気の読めないやつだと思われてしまいます。
これを「同調圧力」と言うのですが、これによって定時で帰りづらい状況になってしまうわけです。
それぞれ3パターンの要因が分かったので、次はその要因への対抗策を解説していきます
定時になっても帰りづらくなる要因の対抗策
「何かお手伝いできることはありますか?」と帰る前に聞いてみる
もし手伝うことがあれば、相手もその分早く帰れるようになるので感謝されます。
そうした些細な気遣いによって良い関係性を築くことができるだけでなく、何も手伝うことがなかった場合はそのまま流れで帰れば良いだけなので、途端に帰りやすくなります。
こうした相手を気に掛ける一言を言うだけで妬まれる心配もなくなるので、まさに必殺技とも言える一言でしょう。
そもそも、「成果を出す=頑張っている」というのが仕事における一般的な価値観です。
わざわざ残業しなくても成果さえ出していれば文句はないはずなので、ズレた価値観に惑わされることなく、定められた業務時間内に成果を出す意識を心掛けていれば良いのですが、やはり周りの目というのは気になるものです。
そこで対抗策ですが、定時で帰るときは堂々と帰る。これに尽きます。
今日も1日やり切ったぞと清々しい顔して帰れば案外何とも思われません。
ビクビクしながら浮かない顔して帰るから難癖付けられるのです。
それでも弱いと感じれば、周りにも聞こえる状況で上司に今日1日の仕事を報告してみましょう。
今日の仕事を全部終わらせてから帰っているとアピールできますし、帰り際に1日の出来事を報連相することで上司も一安心させることができます。
この「同調圧力」に屈しないためには、相当の覚悟が必要になってきます。
・どう思われても良いと自分の意志を貫き通す
・定時で帰っても何も言われないくらいの人物になる
・同じように定時で帰りたいと強く思っている仲間を集めて対抗する
この3つのうちどれかを実行しないと現状打破するのは難しいです。
定時で帰っても何も言われないくらいの人物になるには、その職場で絶対に必要な存在とならなければなりません。
例えば、その職場で必須級のスキルを自分だけが持っている場合なんかが当てはまります。
以上それぞれ3パターンの対抗策を解説しました。
しかし、これはあくまで一時的な対抗策に過ぎず、結局は職場全体が変わらなければこの先も気軽に定時で帰ることができないのが現実です。
どうしても定時になった瞬間に気にせず帰りたいと思うのなら、転職することが1番の対抗策だったりします。
とはいえそれだけのことで転職に踏み出すのも気が引けると思いますので、最後に問答無用で転職した方が良い場合をお伝えします。
これが当てはまる職場は転職すべし
酷い場合は陰口を言われたり、無視されたりすることもあるようです。
それは残業云々の前に論外な職場なので、環境ごと変えるためにも転職をオススメします。
どうせ定時で帰れないんだし、ダラダラ仕事をして残業代を稼ごうという考えが職場での暗黙の了解となっていたらかなり危険です。
とにかく時間を割いて非効率的なことばかりする癖がついてしまっては、今の会社では通用するとしても他の会社では通用しません。
それを分かっていても、職場にいる社員1人1人の意識を変えていかない限り、自分の意識も変えることができないので、それが当分続くようであれば転職をオススメします。
まとめ
残業というのは本当に悪しき習慣です。
1度慣れてしまうと残業が当然という感覚になってしまうので恐ろしいです。
そもそも、1分でも遅刻したらガミガミ言われるのに、定時から1分経って帰らなくても何も言われないのは都合よすぎる気がします。
明日からは惑わされず自分の帰れるタイミングで帰れるように、やるべきことをおさらいします。
もし、この対抗策を実行しても周囲の反応がいつもと変わらなければ、残念ながら辞めてしまって次の会社を探した方が得策かもしれません。