僕が新卒で入社した会社は、20人程の社員しかいない小さな会社でした。
そこでどうしても馴染むことができず孤立してしまい、毎日居場所がないのが辛くて耐えられなくなり、1年経たずに会社を辞めました。
この苦い経験から学んだことを活かして、これから入社する人、入社してまだ職場に馴染めていない人が自分と同じように会社を辞めたくなるまで苦しまないようになるにはどうすれば良いかまとめてみました。
この記事を読んで解決できること
・職場に溶け込めるようになる
・既に職場に馴染めず悩んでいる人もどうすれば良いか分かる
誤解を招く前に先に言っておきますが、無理に職場に馴染む必要はないです。
職場の雰囲気や職場の人が自分と合わないのに、打ち解けようとするのは返って自分を苦しめるだけです。
それでも無理やり馴染もうとするのは自分にストレスを与えるだけなので、その場合は切り替えて気の合う人とだけコミュニティを築くか、他の部署に変えてもらう。または僕と同じように会社を辞めるしかないと思います。
とはいえ会社を辞めない限りは、この先40年以上1日のほとんどをそこで過ごすことになりますし、職場に馴染めるか馴染めないかは重要になってきます。
職場に馴染めないことを気にする余り仕事に集中できなかったり、社内で上手くコミュニケーションを取れなくなることもあります。最悪の場合うつ病などの精神疾患を患ってしまうこともあります。
それを念頭に置いて読み進んで頂ければなと思います。
職場に馴染むためにしない方がいいこと
僕が実際に身をもって感じたことです。
これをしなければ職場に馴染めなくなることはないと思います。
真面目ぶらない(堅物キャラはNG)
僕は控えめに言っても真面目な部類ではありません。友達の前ではお調子者キャラなのですが、会社では上司からクソ真面目と言われるくらい真面目キャラになっていました。
改めてこの時の自分を振り返って客観的にみてみると、自分から距離を置いているような感じだったと思います。
何というか会社では真面目であるべきだっていう固定概念があったんですよね。
でも実際はそんなことなくて、当然仕事中は真面目にしていた方が良いですが、それ以外の時間、例えばお昼休みや仕事終わり、飲み会なんかは自分の素でいた方が気が楽ですし、打ち解けやすいです。
実際に同期はそんな感じで会社でのオンとオフの切り替えが上手かったので、入社早々先輩たちの輪の中に溶け込んでましたね。
以上の実体験から、上司や先輩も堅物で真面目な人だったら問題ないかもしれませんが、そうでなければ真面目キャラはやめておいた方が無難です。
その理由がこちらです。
・隙も無いくらいの真面目キャラだと相手も気を使ってしまって、仕事以外のことではあまり話しかけてくれなくなる。
・自分自身も真面目なキャラが根付いてしまうとどんどん素が出せなくなってくるので、会社に居ると息が詰まる感覚になる。率直に言ってストレスでしかない。
結論、上司や先輩のノリに合わせるのが1番ですね。
過度な自信を持たない
入社初日から、自分は仕事ができる人間になれるという根拠のない自信を持ってしまったことが原因で空回りばかり
終いには上司から「新人の中でお前だけ逆方向に突っ走ってる
これだけスタートダッシュをつまづいてしまったのは、早く結果を出して周りから認められて色んな仕事を任せてもらえるようになりたいと力み過ぎたのが大きいとは思いますが、そもそも自分に絶大な自信を持ってないとそんなこと思いませんからね。
以上が僕の実体験ですが、必ずしも全員が僕のようになるとは思っていません。
しかし、過度な自信を持つことはオススメしません。
その理由がこちらです。
・周りと浮いてしまい、悪目立ちすることも。
・自信があればあるほどミスをした時のダメージが大きく、自信を喪失してしまうとそんな自分を見られたくないので自ら人を避けるようになる。
単純に入社して間もない人があまりにもガツガツしていると引きます。
しかもそれが逆効果になっていたら目も当てられませんよね。
自分に自信を持つのは大事ですが、自身を持ちすぎて意欲を燃やし過ぎると火傷を負うので気を付けて下さい。
浮いている人は自分では気づいてない人が多いので、これを機に自分を客観視してみて下さい。
職場に馴染むためにした方がいいこと
会社を辞めてから自分を見つめ直して、こうしとけば良かったなと思うことがいくつかありました。
これをすれば職場に馴染めるようになると思います。
全員に好かれようとしない
もしかしたらこの人に嫌われてるかもしれないって思うことがあるかもしれません。
これから何年か働くかもしれない職場で自分のことを嫌いな人がいるかもしれないというのはショックですよね。
思い込みかもしれませんし実際のところはどうなのか分かりませんが、どうしても気になってしまいます。
そうなると意識するあまり、その人のいる場を避けようとしてしまうので、結果的に自ら職場の輪から遠ざかる形になってしまいます。
その時点で職場に馴染めなくなってしまうので、例え本当に嫌われていたとしても、割り切ることが大事です。
全員から好かれようとしなければ、結果的に職場に馴染みやすくなります。
・気の合わない人や苦手な人とは無理やり付き合わなくてよくなるので、人間関係のストレスが減る。
・誰に嫌われてるとか好かれてるとか意識することがなくなるので、誰でもフラットに接することができる。
分からないことは些細なことでも聞く
何かを聞くということは、相手の手を止めることになるので躊躇ってしまいがちですが、調べても分からないことであれば積極的に聞いていきましょう。
というのも、分からないことを聞くというのは濃いコミュニケーションになるからです。
正直これだけでいつの間にか打ち解けれるようになることもありますし、お互いに信頼関係ができることもあります。
・分からないことを聞くということは、その人を信頼している証でもあるので、聞きに行く度に信頼関係が構築される。
・相手は教える立場なので優越感に浸ることができて、ちゃんと教えたことができているか気にかけてくれるようになる。
ただし、相手の時間を奪っているという認識は持っておきましょう。
しょうもないことを聞かない限り邪見に扱われることはないと思いますが、聞きに行くタイミングによります。
忙しそうにしていたり、不機嫌そうであれば後にする方が無難です。
また、重要になるのが誰に聞きに行くかです。
職場に馴染むためには、仲の良い先輩や同期にばかり聞くのは避けましょう。
その都度聞きたいことに関して、1番詳しそうな人に聞きに行くのが1番です。
毎回同じ人ではなく、満遍なく色んな人に聞きに行く方が何度も聞きに来るやつだとウザがられることもありませんし、その分多くの人とコミュニケーションを取ることができるので、まさに職場に馴染むにはうってつけの方法となります。
職場は狭くて皆黙々と壁に向かって作業をしていたので空気が重く、シーンとしていました。
そんな中で分からないことを聞くと当然全員の耳に入るので、こんなことも分からないのかと思われるかもしれないと思うと恥ずかしくて聞けなかったんですよね。
結局分からないままでいたので、上司に怒られることになり、余計に恥ずかしい思いをしました。
職場に馴染むのが絶望的だという人は?
仕事以外で夢中になれるものを見つける
既に職場に馴染めてなくて手遅れだという方は、仕事以外で夢中になれるものを見つけてみましょう。
ある意味現実逃避なのかもしれませんが、会社に依存しない生き方にもなるので、会社で失敗したことを引きずって家に帰っても悩んだりとか、明日の仕事のことを考えて眠りにつくことも少なくなります。
実際に僕は職場に馴染むことができず、家に帰っても明日も職場の人間関係に悩まされないといけないのかと思い悩んでいた時期があったのですが、あることに夢中になれたおかげで職場のことなんて何も気にすることがなくなりました。
仕事以外に没頭できるような何かがないと、どうしても頭の中が会社のことで染まってしまうので、いつの間にか会社での自分が生活の中心となり、職場に馴染めないと自分には存在価値がないという風に考えてしまうんですよね。
入社当初は試験まで期間があったので、仕事を覚えることに集中していたのですが、試験が近づくにつれて勉強に身が入っていき、次第に飲みに誘われることもなくまっすぐ家に帰れることを良いことだと捉えれるようになりました。
こうして仕事以外で夢中になれるものを見つけたことによって、自分にも変化がありました。
・仕事を憂鬱に感じたり、ミスをしても落ち込むことが少なくなった。
・それまでは問題児だと言われた自分はきっと皆に嫌われているんだろうと悲観的になっていて、自分から極力関わらないように避けていたのですが、例え嫌われていようと会社を辞めれば2度と会うことはないと開き直ることができて、自分から喋りかけれるようになった。
もう今から職場に馴染んでいくのは難しいと思ったり、どうしても自分と肌が合わず馴染めなさそうだなと思ったのであれば、勉強でなくても趣味やゲームなどなんでも良いので、とにかくこれなら夢中になれるというものを1つでも探してみましょう。
1人でもいいから何でも相談できる先輩をつくる
職場に馴染めないといっても、1人くらいは仲良くなれそうな人がいると思います。
仮にいなかったとしても、向こうから打ち解けようとしてくれる人がきっといるでしょう。
そういった人には自分から積極的に歩み寄っていきましょう。
・1人でも悩みや愚痴を言えるくらい親密な関係性になることができれば、最低限居場所がなくなることはない。
・その先輩が人脈の広い人であれば、先輩の繋がりで結果的に職場に馴染めるようになることもあるし、社内だけでなく社外にも人脈のある先輩だったら、いつの間にか広い人的ネットワークを築けるくらいにまで発展するかもしれないといった絶大な可能性を秘めている。
まとめ
この記事を読んでいる以上、少なくとも職場の人間関係に悩んでいるのだと思いますが、大切なのは悲観的にならないことです。
悲観的に考える癖が付いてしまうと、ネガティブなことばかり考えるようになり、最悪の場合会社を辞めるという発想すらできなくなり、毎日居場所のない職場で過ごすのが当たり前になって生き甲斐すら無くしてしまうことでしょう。
職場の人間関係に悩んでいるということは、会社に依存していることになります。
そもそも職場に馴染めないということは今の職場があなたに合ってない可能性が高く、そんな会社に無理やりしがみつこうとするのは得策ではないです。
何故なら、自分と合わない職場のために一生に一度しかない人生を棒に振る必要はなくて、本気で探せば今より自分に合った環境の職場はいくらでも見つけることが出来ま
これを機会に、ご自身の貴重な人生の時間を捧げるだけの価値がある会社なのかど
もしそれだけの価値がなくて職場に馴染めないことに悩み続けるのであれば、会社を辞める判断をしても良いと思います。
とはいえ、そう簡単に会社を辞めるわけにもいかないと思いますので、まずは仕事以外で夢中になれることを探しましょう。
中途半端にではなく、本気になれるものです。
どれだけ仕事に疲れていたとしても、
もし何も思いつくものがなければ、副業がオススメです。
副業がオススメな理由
副業をやってみようと思うまでが大変ですが、1度調べたりするだけでも案外行動に移せるようになりますよ。
近年副業禁止の会社も随分と減ってきているので、
中には副業と聞いて自分には無理だとか、
実はそれくらい副業をしている会社員が多いんです。
副業をしているほとんどの人が将来の不安から始めたのだと思いますが、それも立派な会社に依存しない生き方になります。
今これを読んでいるあなたも、このまま今の会社に居続けても良いのか悩まれたりと少なからず将来への不安があるのではないでしょうか?
職場に馴染めないというのは、捉え方を変えれば人生を好転させるチャンスなのかもしれませんよ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。