社会人になったけど、どんな感じで仕事を覚えていったらいいか分からない。
早く仕事を覚えて一人前になりたいけど、どうしたらいいんだろう。
今回はこういったお悩みを解決します。
自分自身が、実際にこうしておけば良かったと思ったことを実体験を交えてお伝えします。
・仕事の教わり方
・仕事の優先順位の決め方
・仕事の取り組み方
仕事が出来る人になるための行動8選
メモはどんな些細なことでも取る。
メモは知っていることでも積極的に取るようにしましょう。
当たり前のことですが、意外と徹底して出来ないものです。
よくあるのが既に他の先輩から教えてもらったことを、別の先輩に教えてもらうとき。
そんな時はメモを取るのを忘れがちですが、必ずメモを手に取りましょう。
これは、教えてくれている先輩にしっかり話を聞いてますよとアピールするために必要なことです。
僕はメモが勿体ないし、もう知っていることだからメモを持たず棒立ちで話を聞いていました。
「実は、今教えて下さっている内容はもう他の人に教えてもらったんですよね・・・」なんて言えるわけもなく、失礼な奴だと思われてしまいました。
それ以来、善意で教えてもらえなくなりました。
このようなことがないように、例えどんな些細なことでも必ずメモを取り出して聞く姿勢を持ちましょう。
社会人になりたての頃はメモを取るという習慣がないので、意識しないとうっかり忘れてしまうこともあるかと思います。
そうならないためにも、何か教わるときはメモを手に取る癖を付けていきましょう。
5分以内にできることはすぐに片付ける。
新人の頃は特に雑務を頼まれることが多いです。
不要になった書類をシュレッダーにかけたり、○○を印刷して誰々に渡しておいてとか、本当に細々したことを頼まれます。
特に急ぎでもなさそうだなと判断すれば、今取り掛かっていることを終わらせてから頼まれたことを片付けようとするでしょう。
しかし、頼まれたことが5分未満で片付けれるのであれば、自分が今していることが余程手が外せないことでない限りすぐに取り掛かるようにしましょう。
まさに上司から書類をシュレッダーにかけてと頼まれた時の話です。
このようなことが起きるとモヤモヤするだけでなく、上司からの信頼も落とすので気を付けましょう。
恥を忍んで積極的に先輩に仕事を教わろう!
毎日仕事を覚えていく中でも、基本的な作業や毎日必ず行うルーティン作業は出来るだけ早めにマスターしましょう。
入社して最初の頃はそういった作業を覚えることに時間を割いてしまいがちですが、正直もったいないです。
何故なら、入社して間もない頃が最も何を聞いても、ミスしても許される時期だからです。
この時期に、与えられた目の前の仕事ばかりこなすのでは最速で仕事が出来るようにはなりません。
研修期間として、まずはこれだけ出来るようになってほしいと言われる方が多いと思いますが、さっさと完璧にこなせるようになって、いつでも次のステップに行けるように万全な準備を整えましょう。
・2年目や3年目の先輩を観察して大まかな仕事の流れを理解する。
・周囲の仕事風景に注視していると疑問に思うことがいくつか出てくると思うので、休憩時や飲み会の時など、質問しても問題ないタイミングで聞いてみる。
(仕事への理解度が高まるだけでなく、コミュニケーションの機会が増えるので、距離が縮む。)
余裕ができれば積極的に仕事を教えてもらいにいって、どんどんミスをして学んでいきましょう。
新人はミスをするのが付き物なので、よっぽどミスを連発しない限りは怒られることもありませんし、気にすることもありません。
次は同じミスをしないようにしなきゃなとサッと反省するくらいで十分です。
お気づきの方もいるかと思いますが、これは新人ならではの特権なんですよね。
逆に、新人の期間に最低限の仕事は覚えておかないと、2年目になると一気に風当たりが強くなります。
後輩もできるので、それまでにある程度の仕事は教えられる立場になっておく必要があるからです。
であれば、やるべきことは1つ。先輩に積極的に仕事を教えてもらいに行きましょう。
中々職場の雰囲気も掴めず、打ち解けていない間に進んで仕事を教えてもらいに行くのは勇気が入りますが、この勇気ある行動が最速で仕事が出来るようになるための秘訣です。
誰でも最初はわからないことだらけなので、迷惑をかけることは当た
僕は人見知りということもあり、なかなか教えてもらいに行くことが出来ませんでした。
分からないことも質問できないくらい消極的だったので、気づけばあまり仕事を覚えていないまま半年が経ってしまいました。
半年も経つと人見知りはなくなって話しかけれるようにはなったのですが、あまり仕事も覚えていない今の状態を知られるのが怖くて、余計に自分から仕事を教えてもらいづらくなりました。
みるみる同期と差が付いてきて、入社1年目にして社内ニート予備軍になってしまいました。
僕のように、積極的に先輩に話しかけるのが苦手だという人は、まずは無理のない範囲で話しかけれるようになりましょう。
いきなり仕事を教えてもらいに行くのはハードルが高いことです。
それなのにそのことばかり聞こうとするのでは、いつまで経っても話しかけれなくなってしまうだけなので視点を変えましょう。
仕事に関係ないことでも良いですし、これなら聞けそうだと思えるくらいまでハードルを下げてみましょう。
聞きに行くということは、相手の仕事の時間を奪っているという自覚を持っておかねばなりません。
それだと罪悪感を感じてしまって返って聞きに行けなくなるんじゃ。
そんな時はこういった心構えを持ちましょう。
早く仕事を覚えれば先輩の仕事も手伝えるので、結果的に先輩の時間ロスを何倍にもして返すことができる。
だから今は迷惑かけても先輩に聞きに行くんだ。という心構えです。
新人が仕事をする時にオリジナリティを持つのは危険
新人の頃は、素直に教えてもらった通りの方法で仕事をしましょう。
まだ仕事に慣れていないのに自分なりの方法を試してミスをしてしまった場合、シンプルに怒られます。
それだけでなく、教えた側の立場からすれば舐めてると思われても仕方がありません。
とはいえ、仕事に慣れていくうちにこうした方が良くなるなと思うことはあります。
もちろん教えてもらったことが完璧にこなせるようになったのであれば、自分のやりやすい方法で仕事をしても問題はない(効率が落ちたりミスが目立てば意味はない)ですが、その前に仕事が出来る人になるためのとっておきの方法がありますので、そちらをご紹介します。
中には聞いたことがある方もいるかと思いますが、「守破離」を用います。
元々は剣道や茶道などの言葉で、それぞれ「守」・「破」・「離」で3段階の成長段階を示しています。
1つ1つ仕事に置き換えて簡単に説明します。
僕は最初の「守」からできませんでした。
ミスがないかチェックを徹底する。
そうならないためにも、特に先輩や上司に提出するものはミスがある前提で入念にチェックをしましょう。
僕がよくミスをしていたものは見積書の作成でした。
どうせ上司に間違いないか確認してもらうんだし、チェックに時間をかけるよりも早く提出した方が良いと思っていたのでそのようにしていたのですが、あまりにもミスが多くて上司からチェックが甘いと注意されました。
何のためにそれをするのか、考えてから行動しよう。
たまに上司の意図が分からずに仕事を頼まれる時があります。
「何のためにこれするんだろう」という疑問が一瞬頭をよぎりつつも、上司の言う事だし何か意味があるんだろうなと決めつけてしまいがちですが、その判断は危険です。
何故なら、それは思考を止めて作業しているだけなので、何も身に付かないからです。
逆に、何のためにこれをするのか目的を持って行動できるようになれば、上司から褒められること間違いなしです。
上司の意図が分かる→何をすべきなのか分かる→上司に言われる前から行動できるようになる
上司に「しばらく飛び込みで訪問に行ってこい」と言われた時に、「自分は営業だからとりあえず飛び込み訪問させられるんだな」と決めつけて、目的なく飛び込み訪問に行っていました。
ノルマもなかったので、飛び込みで訪問さえしていれば仕事として成り立っているとすら思っていたので、当時の自分は本当に酷かったです。
そんな感じだったので、1か月経っても目ぼしい成果が出ず、上司から「何のために訪問をするのか考えろ」と言わてしまいました。
当時の自分は自分のことだけしか頭になかったので気にしてもいなかったのですが、飛び込み訪問をすれば当然移動費がかかります。
それは会社にとってマイナスなことなのに、わざわざコストをかけてまで飛び込み訪問させるのにはそれなりの意図があるということです。
自分はそのコスト以上に価値のある行動をしなければならなかったのです。
上司に頼まれたことに思考を止めて従うというのは楽ではありますが、案外ストレスが溜まります。
受け身的な行動ばかりでなく、自分の考えを持ち自主的に行動することで、やりがいを持てるようになり、今よりも楽しく仕事ができるようになります。
ギブの姿勢で価値を生み出そう。
よくあるのが「生活していくため」、「お金を稼ぐため」、「自分の成長のため」でしょうか。
例えばお金を稼ぐという目的で働く場合、働く姿勢としては「テイク」になります。
しかし、価値というのは与えるものなので、働く姿勢が「ギブ」となります。
何が言いたいかというと、会社で働いている理由が自分目線だという人は、仕事が出来る人になるのは難しいということになります。
何故なら、仕事が出来る人というのは言い換えれば会社で活躍している人ということになります。
そして、会社で活躍するということは、自然と価値を生み出しているということになるからです。
結論として、仕事が出来る人になるためには相手目線の働き方が必要だということです。
ちなみに相手とは会社のお客様です。
ミスをしてもその後のカバーさえ上手くやれば問題ない
仕事をしていてミスをしてしまうのは避けては通れない道です。
毎回ミスする度に気を落としていてはその後の仕事にも影響が出てしまい、ミスにミスを重ねてしまうこともあります。
どうしてミスをしてしまったのか、問題点の洗い出しと改善策、次からの行動を考えるのは必須ですが、わざわざ落ち込むことはないです。
ミスを連発していた入社当初、どうして自分はミスばかりするんだろうと思い悩んでいたのですが、実はその“思い悩む”という行為がミスを誘発していたのです。
そのような雑念を持っているということは、仕事に集中することができていないということので、ミスが起きやすくなるという単純な話です。
当時の自分はそこに気づくことができず、ミスを重ねていくうちに反省どころか自分を責めるようになって、自暴自棄になっていた時がありました。
こうならないためにも頭に刻んでおいてほしいことが、ミスをして自分を責めたとしても会社にとっては何の利益も生まれないということです。
たとえ大きなミスをしたとしても、そのあとに上手くカバーすることができれば、最終的に丸く収まるものです。
会社とはそういう所だと割り切りましょう。
まとめ
以上、自分の実体験を元に、入社時にこうしておけばよかったと思った事を8つに分けてお話しさせていただきました。
復習しましょう。
①仕事を教えてもらう時はメモを手に取って聞く姿勢を持つ。
②頼まれたことが5分以内にできることであれば、忘れない内に真っ先に取り掛かる。
③毎日のルーティン作業は早めにマスターして、職場全体の仕事の流れを掴む。
そして、気になったことや教えてほしいことは遠慮なく先輩に聞く。
④守破離を守って、仕事に慣れるまでは教えてもらった方法で仕事をする。
⑤ミスがある前提で入念なチェックを徹底する。
慣れないうちはスピードよりもクオリティ重視。
⑥上司に頼まれたことでも、それは何のためにしなくてはならないのか常に考えて、目的を持った行動をする。
⑦自分目線で仕事をするのではなく、お客様目線で仕事をする。価値を生み出す意識。
⑧ミスをしても落ち込まずに、どうすればカバーできるかをひたすら考える。
同じミスを繰り返さないためにも、ミスをした度に問題点の洗い出しと改善策、次からの行動を考える。
仕事が出来るようになるためには焦らず、まずはしっかりと当たり前のことを当たり前にすることが大事です。
背伸びをせず、自分は新人だと開き直るくらいが丁度良いと思います。
また、別の記事ではこの先の時代において必ず役に立つ「社会人基礎力」というものを解説しています。
「終身雇用」や「年功序列」が機能しなくなってきた昨今、転職ムーブも年々高まってきており、
この先長く安定して働くためには必須で知っておいたほうが良いことなので、まだ知らない方は是非ご覧ください。
それでは、あなたが出来る社会人になれることを期待しております。
最後までお読み頂きありがとうございました。