仕事で失敗する度に気にしてしまう・・・
そのせいで他の仕事にも影響が出て周りに迷惑をかけてしまうのでどうにかしたい。
仕事でやらかすと家に帰ってもずっと落ち込みモード。
何もやる気出ないからベッドに横たわって1日が終わる。
そんな毎日とはおさらばしたい。
ミスしても切り替えれないせいで次々とミスを連発してしまうという悪循環に悩んでいます。
このようになってしまうのは、ミスを気にし過ぎているのが原因なので、ミスを気にしないようにすれば万事解決します。
決して開き直れと言っているわけではなくて、ミスを気にしないマインドを手に入れていきましょうということです。
今回はそのミスをしても気にしないマインド法について解説していきます。
この記事を読めば明日からミスをしても気にせず気持ちを切り替えていくことができます。
そもそもミスを気にしてしまうのは何故?
ミスを気にしてしまうのは、その罪悪感からミスを犯した自分を認められず、いつまで経っても引きずってしまうからでしょう。
ミスを気にしない人もいる中で、ミスを気にしてしまう人には共通する特徴があります。
ミスをする度に気にしてしまう人の特徴
・完璧主義
・怒られ慣れていない
以上の特徴に当てはまる人は、ミスは絶対にしてはいけないという意識が根底にあります。
そのような意識でミスをしてしまうと、やってはいけないことをしたと思ってしまうので、怒られたり、責められるんじゃないかと考えてしまい、必要以上に気にしてしまうのです。
ミスは気にしなくてもいい
確かに何度も同じミスを繰り返したり、ミスを連発してしまうのはよくありませんが、慣れない仕事でミスをしたり、ついついミスをしてしまうのは誰にでもあることです。
上司でも社長でもどれだけ優れた人間でもあります。
けれどそのような人たちはミスをする度にわざわざ立ち止まって気にするような素振りはしません。
速やかにミスを修正して、何事もなかったように次の仕事に取り掛かります。
ミスをしていつまでも引きずり、他の仕事に支障をきたすことの方が会社にとっては迷惑だと知っているからです。
ミスを気にしなくてもいいというのは、ミスをしたことを後悔するよりも、2度と同じミスを繰り返さないように改善策を練ることと、そのミスをカバーしようということです。
ミスを気にしないマインドを手に入れるには?
リフレーミング
リフレーミングは仕事でミスをして酷く落ち込んでいるときなど、ネガティブになっているときに最適です。
リフレーミングを効果的に使えばどうなるか具体例付きで解説します。
例えば明日提出する書類に何らかの誤りが見つかったとします。
いつもであればやらかしたことに落ち込み日が暮れますが、リフレーミングを活用することによって、当日になる前に誤りが見つかってよかったと思えるようになります。
このようにリフレーミングを使えば、仕事でミスをしても今までと違った視点でミスを捉えることができるようになり、ネガティブ感情からポジティブ感情に変えていけることができます。
ポジティブに変えていけるようになれば、ミスをして自分はダメだと思うのではなく、このミスを経験したことで今後同じミスをしないように対策を立てることができるという風に考えることができるので、必要以上に落ち込むことはなくなってきます。
ここで注意してほしいのは、リフレーミングはポジティブになれば良いというわけではありません。
マイナスな要素をしっかりと受け止めた上でプラスに変えていくことが必要です。
そうすれば仕事のミスだけでなく、この先の人生で起こるどんな出来事も自分を成長させるきっかけだと思うことができるようになります。
認知行動療法
認知行動療法は思考や行動の癖を把握し、自分の認知・行動パターンを整えていくことで生活や仕事上のストレスを減らしていく方法のことを言います。
引用:https://snabi.jp/article/39
ミスをしたときにいつまでも引きずる人とすぐに立ち直る人の違いはこうした認知の違いからきています。
意識的に、すぐに立ち直る人と同じ認知や行動へ変えていくのがこの認知行動療法となります。
ミスをしてもすぐ立ち直る人の特徴
・過去は変えることはできないけど、未来は変えることができることを理解している
ミスをしたのならそれをどうやって挽回しようか、次も同じミスをしないためにはどこを反省すべきかを考えて、すぐに行動に移すのがミスをしてもすぐ立ち直る人の特徴です。
ミスをしても
・失敗する方法を知る機会
・自分は何が不得意なのか知る機会
・自分はどういうときに不注意になるのか知る機会
というように反省するだけではなく、学びとして吸収するようにしているので、結果的にミスが気にならなくなるだけでなく、成長にも繋がっていきます。
以上のミスをしてもすぐ立ち直る人の特徴を理解して、自ら意識的に取り入れていきましょう。
まとめ:ミスは悪いことではなく、人を成長させてくれるもの
あの「世界のホンダ」を創立した本田宗一郎さんにこんな名言があります。
「失敗が人間を成長させる 」
本当にその通りで、自分も仕事で失敗して凄く落ち込んだ時にこの言葉に励まされました。
失敗は失敗で終わるから失敗になるんですよね。
けれど、失敗したときの気づきを自分の成長に促すことができたなら、それは失敗ではありません。
もちろん失敗すれば反省もすべきです。
しかし、反省とは後悔したり自分を責めたりすることではありません。
何がよかったのか、何が足りなかったのか、次はどうすればいいのかを考えて、失敗を次回に生かそうとすることが本当の意味での反省です。
ミスをしないようにすることは人間である限り不可能なことなので、ミスをしたときにどういう捉え方をするかがミスが気にならなくなる重要なポイントです。
さっそくリフレーミングと認知行動療法を取り入れて、ミスをしても気にならないマインドを手に入れていきましょう。