転職に成功するというのはどういうことでしょうか?
「年収が上がる」「キャリアアップした」というのが成功の基準として見られがちですが、個人的には「自分のイメージ通りに働けているか」が転職に成功したか否かを判断する重要な指標だと考えています。
何故ならいくら年収が上がろうが、キャリアアップしようが、想定していたイメージと実際のギャップがあると会社と自分との間にミスマッチが生じてしまい、結果的に短期間で離職することになってしまうからです。
そうなると転職活動に費やした時間が無駄になるだけでなく、職歴に傷が付くことになります。
そこで、今回は転職に失敗しないためには何をすべきなのかを解説していきます。
・ミスマッチを防ぐ方法
転職先を探す際にすべきこと
企業に求めるものとそうでないものを確認する
転職に成功したか失敗したかは、その会社で長期的に働いていきたいと思えるか思わないかで決まると言って良いでしょう。
そこで、まずは長期的に働きたいと思うのはどういう時かチェックしてみましょう。
人それぞれ違うと思いますので、各自以下のようにリストアップしてみると良いです。
(1例)
・休みたいときに休める
・ストレスなく働ける職場環境である
・自分の望むキャリアアップをしていける
・自分の想定していた額の給与を貰えている
反対に長期的に働けないと思うのはどういう時かもチェックしてみましょう。
(1例)
・残業が多い
・休みが取れない
・仕事の割に給料が少ない
・人間関係や仕事が合わない
これで自分が企業に求めるものとそうでないものを確認することができました。
視野を狭めないようにする
次にするべきことは企業選定ですが、勝手なイメージや思い込みだけで職種を絞るのはオススメしないです。
というのも、そうやって除外した中に自分が長期的に働きたいと思える企業があるかもしれないからです。
よくあるのが営業はしんどいという先入観で、営業職の募集をかけている企業を除外してしまうパターン。
これは自分の選択の視野を狭めてしまうだけなので本当に勿体ないです。
前職で営業を経験して合わなかったとハッキリ分かっているのであれば構いませんが、そうでないのであればむやみに職種を絞るのはやめましょう。
重視するポイントを見誤らないようにする
給料や休日の面だけを見て企業を選ぶという人は少なくないように思います。
特に仕事内容は気にせずに福利厚生の良さだけで決めるというのはミスマッチを引き起こしてしまう典型的な例でしょう。
ミスマッチとは、「従業員が期待していた内容と組織が期待する内容に誤差がある状態」を指します。
想定していたイメージと実際のギャップがあることでこのミスマッチは起こるのですが、それによって働く意欲がなくなってしまうこともあるので、企業を選ぶときはまずミスマッチが起こらないかをしっかり確認する必要があります。
ではミスマッチが起こらないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
求人サイトに載っている情報を鵜呑みにしない
企業が求人サイトに掲載することには偏りがあります。
当然求人に不利な情報を載せると応募者が減ってしまうので、良いように言葉を変えてごまかしていることが多いです。
例えば、「やりがいのある仕事」「成長できる仕事」というのは裏を返せば「長時間労働」や「過酷な労働環境」があるということになります。
ですので、掲載されている情報がメリットしかなかった場合は少し警戒した方が良いです。
その上で、ミスマッチを事前に防ぐために以下の事を自分に問いただしてみましょう。
・自分が考える社会人像をこの企業では再現することができるか?
・その業界について調べれることは全て調べた上で、自分に合いそうだと思ったか?
実際に求人情報だけでは分からない不透明な部分がかなり多いと思いますので、1番良いのはその企業で働いている人の生の情報を得ることです。
OB・OG訪問は既卒だとできないと思っている人が多いですが、卒業した大学に行けば基本的には対応してくれます。
正直、これを活用しない手はありません。
前職の口コミを書くか、口コミサイトが提携している転職エージェントに登録しなければなりませんが、無料で使うことができるので以下の2つをオススメします。
どちらも転職者向けとなっております。
【転職会議】https://jobtalk.jp/
【キャリコネ】https://careerconnection.jp/
これは働いている人の生の声を聞くことはできませんが、エージェントによっては調べても知り得ないような企業内部の詳しい情報を集めてくれることもあるので、転職エージェントを利用する際は必ず相談してみましょう。
まとめ
転職するからには自分の思っているところじゃなかった・・・というのは避けなければなりません。
まずは自分は転職先に何を求めて何を求めないかをハッキリさせる必要があると解説しました。
この部分が曖昧だと転職の軸もブレかねないので、必ずリストアップしましょう。
また、ミスマッチを防ぐために企業が求人サイトに載せている情報を鵜呑みにしないことが大切だと解説しました。
実際に働いている人から職場の雰囲気や仕事内容はどんな感じなのか聞けるに越したことはないですが、中には難しい場合もあると思いますので、転職口コミサイトを見てみるのと転職エージェントに相談することを推奨します。
それでは無事良い転職先を見つけれることをお祈り申し上げます。